肝疾患
平成24年(2012)10月、ピコが2歳と6ヶ月のときです
夕方、ピコの背中の羽の色が変だと気付きました。斑点が付いたように所々、羽の色が濃くなっていたんです。
それと、いつも入れている小松菜を異常に食べていました。
それ以外は、いつもと変わらずピコは元気でした。
私は、ピコは肝臓が悪いのかなと、すぐに思いました。人間でいうと黄疸の一種だろうと思ったからです。
あと、最近ピコの体重が102㌘もあって、かなりの肥満だということも気になっていました。
実はこの原因は、私たち飼い主にありました。
それは、人間の食べ物のご飯粒とか、枝豆、パンなどを与えていたからです。
人間の食べ物は、鳥には美味しいに違いありません。この味を覚えたピコとミルは、飼い主が食べているのを見るとソワソワして欲しがります。
その欲しそうな態度を見ると、ついつい私たちは与えてしまいます。そうして常習化していきました。
幸いオスのミルは、なにも体調の変化は出ませんでした。ミルは、ピコと違い良く動くし、体重も増えませんでしたし、オスという性別の違いもあるのかもしれません。
また、ミルも今後に症状が出てきたかもしれません。
いずれにしろ、人間の食べる高カロリーの食べ物を与えるのは絶対しないと決意しました。
すぐに愛鳥病院に電話して、羽の異常と小松菜を異常に食べることなど、ピコの様子を色々説明して、翌日診察に行きました。
愛鳥病院の先生は、ピコの羽の斑点をみてすぐに肝疾患(脂肪肝)であるという診断でした。
先生は、愛鳥に斑点模様が出て、綺麗な羽にになったと喜んで放置したままの飼い主さんもいると話していました。重症になるとくちばしが異常に伸びたりするそうです。
本当に早期に異常に気づいてよかったです。
先生から、飲み薬を処方して頂き、食べ物の指導も受けました。
先生は、人間の食べ物を与えることの禁止の他、鳥の伝統的主食であるシードも禁止、もうペレットのみにしなさいとの指導でした。
シードをどうしても与えたいのなら、おやつ程度のわずかな量にしなさいとのことです。
私たちは、処方された飲み薬と肝疾患インコ専用のペレットを購入して帰宅しました。
※ 後にネットで調べたら、ピコのように羽に斑点模様が出る症状を「イエローフェザーシンドローム」ということがわかりました。